SolidRunは、HoneyCombLX2KがSystemsReadyES準拠のプラットフォームとして正式に認定されたことを発表できることを嬉しく思います。この標準へ準拠したと言うことは、ハードウェアの使用が特定のベンダーのBSPに限定されなくなったことを意味します。標準に準拠したオペレーティングシステムが起動し、基本的なハードウェア機能が「正常に機能する」ようになります。リファレンスとして、HoneyCombですでにテストおよび実行されているオペレーティングシステムオプションの広範なリストが検証ページで確認でききるようにしています。私達のプラットフォームで「PC」のような体験が実際に成し遂げられています。
お客様にとっては、ボード固有のソフトウェア環境に対応するための追加手順なしに、ソフトウェアをプラットフォームに統合することに専念できるということになります。既成のLinuxディストリビューションまたはBSDベースのバリアントを取り出してハードウェアにインストールして開発またはテストを開始することができます。また、将来のR&Dを行う場合は、VMWare ESXiFling イメージまたは WindowsDeveloper Edition Aarch64 ビルドを取得して、これらのプラットフォームがArmハードウェアでどのように実行されるかを確認することもできます。
多くの開発者には、すでにHoneyCombを標準に準拠したハードウェアとして採用していただいています。そのような開発者とコラボし、研究開発に協力できていることを誇りに思っています。 SystemsReady標準は10年近く存在していましたが、SystemsReady ESバリアントは2020年9月に発表されるとまもなく、最も重要な標準化要件を維持しながらデータセンターにフォーカスしていないハードウェアへの適用性の要件を緩和しています。Armのソフトウェア開発者に、ワークステーションまたはマイクロサーバーとして機能するハードウェアを提供し、エコシステムをさらに前進させることができ、それを最大限に活用することができます。
HoneyCombは、NXPのLX2160A16コアSOCを搭載したComExpress Type7モジュールに基づいています。準拠するハードウェアはすべてCEx7モジュール自体に配置されているため、このモジュールを利用する将来のプラットフォームの認定プロセスはさらに簡単になります。 LX2160A CEx7に基づく独自のカスタムプラットフォームでEDK2ベースのファームウェアを使用することで、ほとんど変更を加えずに「works out of the box(開梱しただけで使える)」ソフトウェアのインストールと同じようにご利用いただいているお客様がすでにいらっしゃいます。これこそがSystemsReady標準の究極のビジョンであり、成功に至ったことと思います。